中国人が主催する旅行会社のツアーに参加しました。ガイドさんは中国人で、参加者は、インド人やアフリカ人、アジア人などさまざまでした。バスに乗り込んでから8時間かけてナイアガラの滝を目指します。ガイドさんは、「私はとても時間に厳しいので、みんなも協力してくださいね」と言うので、これは大事なことだと思いました。なんたって団体旅行でなにが困るかっていうと、一人でも時間にルーズな人がいるとみんなで待つことに
ツアー旅行の醍醐味は安心感... の続きを読む
昭和四十年代、大都市ではビジネスホテルに市場を奪われる形で都市旅館の廃業が相次いだ。昭和四十年代の一〇年間、大都市での旅館軒数減少は、名古屋二三・七%、北九州二一・九%、ことに大阪は三三・〇%に達する。しかしながら現在でも、ほとんどの大都市で旅館の客室供給がホテルのそれを上回っている。ちなみに主要都市ホテルの客室供給が旅館のそれを上回っているのは、東京および大阪、福岡の二政令指定都市のみである。も
ホテルと旅館の客室供給格差は、大都市を主に解消傾向... の続きを読む
〈あさかぜ〉や〈さくら〉に限らず、取材で実際に乗ってペンとカメラを駆使しつつ旅をし愛着を持つようになった愛称は多い。夜の東北路を北へと駆けた〈はくつる〉も思い出深い列車である。東北本線で初めてのブルートレインド夜行特急〈はくつる〉が登場した直後の1964年(昭39)秋、ある鉄道趣味誌の依頼で機関車を主に下り全コースを取材した。東北本線は首都圏と青森そして北海道を結ぶ主要幹線だが近代化が遅れ、「長大
東北本線で初めてのブルートレインド夜行特急〈はくつ... の続きを読む
湯治といっても、ひたすら温泉に浸かっていたのではなく、湯元大湯の間歌泉を見物したり前浜で漁を眺めたりと、保養・行楽的な要素もあったようです。特に鯛網見物は人気があり、また珍しい海士のあわび採りを見て、その場で酒を酌み交わしながら食するなど、思い思いに楽しんでいました。『熱海市誌』にその湯治の模様が記されている常陸国額田藩主・松平頼貞(後に陸奥田守山に転封)は、伊豆山の般若院に予め干菓子を贈った上で
保養・行楽的な要素もあった... の続きを読む
自然湧出泉が温泉の基本です。湯治とはひたすら温泉に専念することです。現在日本国内には、日帰りの施設を含めておよそ2万2000軒の温泉施設があります。特に平成に入って以降、各地に入浴施設がつくられ、どの地方でも温泉に浸かることができるようになりました。ということは、湯治のための施設や環境の有無を別とすれば、ごく身近で湯治に近い効果を得ることが可能になったとも考えられるでしょう。ただしそれは、いずれの
温泉とは似て非なる「温泉」がある... の続きを読む
「熱力学の第二法則」という概念があります。簡単にいうと、熱エネルギーは高いほうから低いほうに必ず移動するという法則です。この法則から考えると、マントルのもつ熱エネルギーが地下水に伝わり、熱せられた地下水のエネルギーが温泉というかたちで地表に現れ、その熱エネルギーを私たちの体が受け入れるという図式になります。地表に出た熱エネルギーはその後、ふたたび循環していくことになりますが、人間にとっては地球から
温泉の成分が地中と地上で変化... の続きを読む
シニア世代でもインターネットに馴染んでいる方は多いことでしょう。日常的にeメールのやり取りをしているのではないでしょうか。それは旅先でも可能です。滞在ホテルのビジネスセンターや街中のインターネットカフェからメールを発信することができます。日本ではインターネットカフェの数はまだまだ少ないようですが、世界中の主要都市のほとんどにはインターネットカフェがあります。うまく使えば携帯電話よりも安く、時差を気
インターネットカフェから家族にeメール... の続きを読む
現在の日本のホテルの最大の欠点は、ホテルマンを意味するフランス語の「ホテリエ」ではなく、ホテル運営会社に就職した「ホテル会社員」が多いことだ。会社員である以上、客の顔より、上司の顔を見て、そのホテルに長期間就職し、そのホテルしか知らないホテル会社員になる。それに対して「ホテリエ」は、自分の能力を発揮できる場や新設ホテルを求めて、キャリアアップしていく。「その職場で逢った客を全て自分の客とせよ」と、
「ホテル会社員」から「ホテリエ」に変身せよ... の続きを読む
境線の「イラスト列車」には、「鬼太郎列車」「ねずみ男列車」「ねこ娘列車」「目玉おやじ列車」の四種類かあり、二〇一〇年一一月をもってすべての列車のリニューアルが完了した。いずれも車体のみならず、車内にもキャラクターが所狭しと描かれている。トイレの壁も絶好のキャンバスとなっているし、天井もしかりだ。見ているだけで楽しいが、列車としては普通の各駅停車の運行であり、車内でイベントが行われることはない。境線
妖怪たちの名前の愛称がつけられた駅名... の続きを読む
飛行機に預ける荷物について注意すべきことがあります。テロ防止策のために空港での荷物検査がとても厳重になっています。「預ける荷物には鍵をかけないように」と注意する空港が増えています。チェックインの後で係員が一つひとつ開けて中を検査するためです。乗客が検査に立ち会い、終わると鍵を掛けられる空港もあります。それができない場合は、途中で口が開いて中身が出てしまわないかとか、貴重品を抜かれてしまうのではない
大きな名札を見て喜ぶのは誰?... の続きを読む
篤いホスピタリティーをもった人がいる別府の、最大の問題点が実はこの竹瓦温泉なのである。これは隠しても決して別府のためにならないと思うので書かせてもらうが、竹瓦温泉は対応が悪い。過去には私の知人が、ここの砂風呂でぞんざいな扱いを受け、火傷をさせられたことがある。それ以来私にとってここは要注意なのだが、この日もおかしなことがあった。旅行会社の添乗員さんが先に行って、これから男女合わせて四十人ほど入りに
別府の最大の問題点、竹瓦温泉... の続きを読む
レジオネラ属菌は、六〇度以上の高温や酸性には弱い。したがって、東北地方や九州中・南部の湯治場に多い酸性泉の源泉湯船は安心だ。ナトリウム濃度の高い温泉の源泉湯船にも棲息しにくいという。六〇度以上の高温の源泉が直接湯口から注がれていたり、いったん六〇度以上に浴用加熱した湯が常時補給されている湯船なら問題ない。それに源泉掛け流し湯船や、毎日すみずみまで清掃を怠らない浴槽であれば、レジオネラ属菌が寄生繁殖
レジオネラ症を起こしやすい要因と対策... の続きを読む
私たちの心身の状態によっては、さらに、行き先を考慮する必要も出てくる。とくに心身の状態がおもわしくないときに選んでも間違いがないのは、おそらく「湯治場」として知られる温泉だろう。湯治場とは、心とからだのさまざまな不調を温泉によって元に戻す、癒す目的で人が集まる温泉地のことだ。近年の掘削で誕生した新興の温泉の中にも、湯治場と呼べる所がないわけではないが、実際には、遅くても明治・大正時代にはすでに開か
癒すために、人を受け入れる湯治場... の続きを読む
所有主体が契約締結後もホテル経営のリスクを分担することになる。賃借料を売上高その他に対する比率で計算するのではなく絶対額で固定する場合、ホテルリースはホテル会社にとって有利な契約となることがある。たとえば、賃借料が長期間固定され、しかも将来インフレとなって料金を値上げすることが可能となれば、ホテル会社としては値上げの効果を独占的に享受できる。固定ではないにしても、第一ホテルがリースホテルとして昭和
絶対額固定の場合、ホテルリースはホテル会社にとって... の続きを読む
飛行機の世界ではあっというまに世界中で禁煙になってしまった感がある。米国が自国発着便を全面禁煙にしたのに続き、日系エアラインも実施に踏み切った結果、喫煙族は肩身の狭い思いをしている。私は喫煙の経験がないので、全面禁煙はありがたいのだが、トイレでの隠れタバコがなくならない現状を聞くと、長距離便での全面禁煙はかえって危ない気がする。本来は、排煙装置をつけて一部に喫煙席を設けるのが一番理にかなっていると
探せばまだある喫煙便... の続きを読む
目黒雅叙園は昭和6(1931)年の創業で、平成3(1991)年にホテルとして全面改築されたものが今日の目黒雅叙園である。ただ、改築に当たっては、相当の苦労があったらしい。何しろ、創業時の建物は日本美術で覆い尽くされ、「昭和の竜宮城」という愛称で親しまれていた建物であった。その装飾美術をどうするかで意見が分かれた。昭和初期の日本美術は、日本の美術史上から見て貴重な作品ばかりで、ケースの中に入れて展示
昭和の竜宮城を再現... の続きを読む
〇三年もパークハイアット東京で活躍している。増設されたデリカテッセンの内装、チャペルの改装、薄型テレビ導入による収納家具のデザイン、レストラン「ジランドール」の改装で手腕を振るっている。中でも、業界の注目を集め、ホテルにとっても利用者にとっても特筆すべき存在となったのが、〇三年六月に開業した二六四平方メートルの広さを持つデリカテッセンである。木目基調のスタイリッシュな空間に、ホテル自家製の総菜や日
品揃えを極めた高級デリカ... の続きを読む
かつての国内航空運賃は、航空法によって定められた運輸省(現・国土交通省)の“認可制”運賃で、運賃水準は旧国鉄の経営を圧迫しないよう、鉄道運賃よりも高めに誘導されていた。その後は「原価主義」がとられ、エアラインの標準的な原価に利潤を加えた運賃で認可されるようになっていた。ところが、海外での航空運賃や団体運賃などとの比較による個人運賃の割高感への不満が高まり、一九九〇年代から、個人割引運賃の拡大が図ら
飛行機の運賃は何を根拠に決められるのか... の続きを読む
旅と健康を結び付ける発想は、日本にも古くからあります。温泉旅行がそれにあたります。「湯治」という言葉があるように、温泉は病気の療養にも利用されてきました。お湯につかることで、血管が拡張し、血液循環がよくなることから、健康への効果があります。温泉に含まれる鉱物成分が、特定の病気に効くともいわれます。ただし、この鉱物成分と治療効果の関連については、日本の場合、学問的な裏付けが充分とはいえません。「温泉
イタリアは温泉医療先進国... の続きを読む
上越国境、三国峠の手前で国道一七号線から分かれ、法師川沿いに進むこと五キロ。薄暗い杉木立を抜けると、どん詰まりに大きな建物が現れた。一軒宿、法師温泉「長寿館」である。玄関先に立つと、一瞬、江戸時代の旅籠に来たような錯覚に陥った。「御入浴客御定宿」と書かれた古めかしい看板が掛けられている。築明治八(一八七五)年の本館だ。梁と柱が黒光りした吹き抜けのロビーの一角に大きな炉が切られた一室があって、六代目
鹿鳴館風の大浴場を持つ一軒宿... の続きを読む
「御前湯」が「公共温泉の鑑」であると高く評価したいのは、国民の税金で建設しただけあって、温泉の模範的な使用方法(源泉一〇〇パーセントを流しっ放しで使用)をしていること、温泉文化の啓蒙に努めていること等に加え、館内にレストランを設置していないことだ。館内にレストランがあると、もちろんわれわれ利用者には便利だ。だが、年間、一〇万、二〇万人も集客する昨今の公共温泉に併設されたレストランは、周辺の食堂、レ
「御前湯」が「公共温泉の鏡」である理由... の続きを読む
「現在加えている程度の水量では、温泉の温度は数度しか落ちない」。私は思わず我が耳を疑った。画面を見つめて、「いったいこの人は何を言っているんだ」という思いだった。この人物は観光協会長の要職にありながら、事の本質が全く分かっていないのである。人々がこの報道に接して、何を思い何を心配しているかがまるで分かっていないのである。湯の温度が数度しか下からないから大丈夫だというのなら、温泉はただの温かい水とい
やりきれないニュース... の続きを読む
一位の富士山と二位の別府の湯けむりが、三位以下を圧倒的に引き離しているのである。別府に象徴される温泉の湯けむりに、古き良き時代の日本を投影させているのかもしれない。あるいは“癒やし”の時代に温泉に対する期待感が、込められているのかもしれない。世代によって思いはさまざまであろうが、日本のシンボル富士山に温泉の代名詞でもある別府が肉薄している投票結果には興味深いものがある。かつて温泉は病を癒やす場であ
温泉浴によって自然治癒力を高めようと願う都会の人々... の続きを読む
ところが、これも「清潔ブーム」の一端なのかもしれませんが、いまは温泉でも家庭の風呂と同じように体を洗い、シャンプーをしないと気がすまない人がふえました。とくに女性には、「シャワーのない温泉なんか行きたくない」という人が多いようです。いまや温泉旅行の主役は女性ですから、そういわれてしまうと、経営者としてもシャワーを設置せざるをえません。高度成長期は男性が主役の団体旅行が温泉をダメにしましたが、いまは
「ホンモノ」へのこだわりがある... の続きを読む
最近は小学校でも英語は必修科目となり、総合の時間などで少しずつ取り入れられてきています。息子のクラスでも外人の先生をお迎えして、オモシロ可笑しく授業が展開されているようです。まずは英語に慣れ親しんでもらうのが目的らしいです。そんな中、やはり英語は早くから習った方が習得が早いというのを身にもって実感している私は、息子が5年生になると同時に本格的に英語教育を始めました。半年経った今は当初よりかなり上達
海外旅行で現地の人と英語で会話... の続きを読む
毎年家族4人で旅行に行きます。50代の父と母、20代の私、10代の弟。高速だったらSA、乗らなかったら道の駅によってご当地お土産を買ったりソフトクリームを食べたりしながらのんびりと目的地へ。毎年どこに行くかはその年の母の気分によって決まるのですが、今年は温泉街へ行きました。家族旅行ですが温泉についたらそれぞれ自由行動。プールに行ったりサウナに行ったり変わり湯制覇してみたり...。夕食はみんな一緒に
今年も恒例の家族旅行へ... の続きを読む