旨いもの巡りと野外食ローカルな食べ物を愛でる

2012.01.07

サイクリングを愉しんでいると、ともかく食事が美味しい。だから、せっかく見知らぬところをゆっくり走っているのだったら、その土地ならではのものを味わわない手はない。地産地食と言われるように、その土地の風にふれ、道に遊び、そして地場のものを食するのは、スローなサイクリングの特権でもある。なにも特別に贅沢な美食でなくたっていいじゃないか。1杯の水だって、どれほど美味しく感じられることか。私が今までいちばん美味しく感じた飲料は、新潟県の松代というところで口にした、ただの水道の水だ。

(注目サイト)
水戸・笠間周辺のホテル - じゃらんnet
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徳島東急イン - じゃらんnet
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飛騨・高山周辺の宿泊施設・宿 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/220000/LRG_220200/

ブナ林が多いので、水道の水そのものが素晴らしく美味しいそうなのである。スローフードに関しては、私などが言うべきことではないと充分に承知しているけれど、日本固有の、それこそのちの世に必ず伝えるべきと思うものが無数にある。私の経験では、ことに内陸の土地で面白いものに出会ったことが多い。というのも、山国での昔からの食べ物というものは、限られた食材を工夫して、慈しむように時間をかけて調理されたものが多いからだ。素朴さの中に知恵と真心が結晶していて、派手さは少しもなくても、涙が滲んでくるようなものがいくつもある。栃の実を使った郷土食などもそのひとつだろう。木の実を食材とするものは、縄文の頃の食生活の名残とも言われる。お米ひとつとって見ても、その遺伝子ははるかな過去にさかのぼり、今日私たちが口にするありふれた白米でさえ、千年万年と続いてきた毎年の実り、年ごとに繰り返される籾蒔きと発芽と実りと翌年の籾蒔きの連綿とした世代交代のひとつだと気づくと、奇蹟のような気さえする。